働きがいに関する意識調査(NTTデータ経営研究所)

11月18日に発表された「働きがいに関する意識調査(㈱NTTデータ経営研究所)」の調査結果によれば、「3年前と比べて働きがいが低下した」と感じている人は44.8%、「現在、心の疲弊感を感じる」は69.7%にも達するとのことです。

この調査は、「働きがい」に最も影響を与える要因などを明らかにし、働きがいを高めるための方向性を探るべく実施されたもので、調査対象はインターネット検索サイト「goo」リサーチ登録モニターの20代以上の男女1,000人強(30~40代が74%前後/役職者51.2%、一般社員47.9%)でした。

主な調査内容は「働きがいの現状と、働きがいを高める要因/阻害する要因」「3年前と比べた働きがいの変化とその要因」「心の疲弊感の現状と、働きがいとの関係」等となっています。

【主要調査結果】
1.働きがいの現状
◆現在、「働きがいを感じている」人は52.4%。
「仕事の価値の実感」、「仕事を通じての成長実感」、「仕事を通じての力の発揮」等の「仕事の要因」が、特に働きがいを高めている。
一方、「会社での将来のキャリアイメージが描けない」、「会社では創造的な仕事を促す環境作りがない」等の「会社の要因」が、特に働きがいを阻害している。
2.3年前と比べた働きがいの変化
◆3年前と比べて、「働きがいが低くなった」と感じている人は44.8%で、「働きがいが高まった」と感じている人22.5%)を大きく上回る。
働きがいが低くなった第1の要因は、「会社の将来性が感じられないから」で42.7%が回答。
3.心の疲弊感の現状
◆現在、心が疲れて弱っていることを示す「心の疲弊感を感じている」人は69.7%にも達する。
働きがいを「感じているグループ」の方が、「感じていないグループ」よりも、「心の疲弊感を感じている」人は24.2ポイント低く、両者に深い関係があることを示している。

http://www.keieiken.co.jp/aboutus/newsrelease/101108/